2012年3月26日月曜日

摂食障害と家族の協力

摂食障害を治療するには摂食障害も患者さん
本人だけでなく家族もカウンセリングを行う必要があります。
「どうして家族までカウンセリングをするの」
それは、摂食障害は家族関係の歪みが原因で
発症すると言われているからです。
摂食障害を治療するには家族関係の修復を
まずしなければなりません。
では、家族カウンセリングが一体どの
ようなものなのか詳しくみていきましょう
家族カウンセリングって?
家族カウンセリングではまず摂食障害という
病気について家族に説明をします。
摂食障害に対する知識を深めることで
間違った知識や対応を改善することができ、
患者さんの気持ちがわかるようになってきます。
次に、摂食障害の治療は家族の協力なしでは
できないことを理解してもらいます。
家族一丸となって摂食障害と向き合わなければ
症状はいつまで経っても良くはなりません。
治療協力者としての自覚が芽生えてきたら
これから行う治療について説明をします。
治療について不安なことや疑問があれば
このときに質問しておくと良いでしょう。
摂食障害の患者さんが日常生活を送る上での
注意点などもカウンセリングで説明がされます。
治療のことだけでなく、家族間に問題があれば
それについても話し合いがされます。
「こいつが悪い」と決めるのではなく、家族全体
の問題としてどうすれば改善できるかを考えていきます。
このように家族を摂食障害とその原因となった
問題に目を向けさせるようにすることがこの治療の目的です。
この治療は家族療法と呼ばれています。
もしもあなたの家族の誰かが摂食障害になって
しまったら、他人事だとは思わずにできる範囲で
良いので協力するように心がけましょう。
あなたが協力することで少しずつ摂食障害が
良くなっていくはずですよ。
 
 

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