2012年3月20日火曜日

みんな知ってる? パニック障害

あなたは知ってる?
パニック障害!
パニック発作はパニック障害の症状で、
突然起きて、短時間で治ります。
「すぐ治るなら大丈夫じゃないの?」
確かに、苦しくて救急車を呼んだものの
到着したときには治っていた、というケースもよくあります。
しかし、パニック発作は短時間でも
とても苦しく、いつどこで起きるかもわかりません。
眠っているときに起きる可能性もあります。
これではゆっくり体を休めることもできません。
どうしてこのようなパニック障害に
なってしまうのでしょうか?


パニック障害の原因
パニック障害の原因は、脳の中の神経伝達機能に
何らかの異常が生じて起きるということしか
わかっておらず、はっきりとした原因は不明です。
ただ、「これが原因なのではないか」という説が
3つあるのでそれをご紹介していきたいと思います。



ノルアドレナリン説
脳の中には身に危険が迫ったときにサインを出す
青班核という部分があります。
青班核が「危険だ!」というサインを出すとき
に出る物質がノルアドレナリンです。
この青班核が誤作動を起こし、
危険が迫っているわけでもないのに
サインを出しノルアドレナリンを大量に放出することで
パニック障害が起こると考えられているのがノルアドレナリン説です。

セロトニン説
脳はストレスを感じるとノルアドレナリンという
物質を分泌します。
これが不安や恐怖を感じる原因です。
セロトニンはこのノルアドレナリンのはたらきを
抑える効果があります。
なので、何らかの理由で脳にセロトニンが不足する
ことでパニック障害が起こると考えられているの
がセロトニン説です。

ギャバ・ベンゾジアゼビン説
不安を抑える効果のあるギャバの
レセプターと繋がっているベンゾジアゼビンのレセプターが
過敏になってパニック障害が起こると考えられているのが
ギャバ・ベンゾジアゼビン説です。

パニック障害はこのように未だに色々な説があり
原因がはっきりとしていない上に、症状も苦しいものばかりですから
「治らないのではないか」
と不安に思ってしまうかもしれません。
でも、パニック障害は適切な治療さえすれば
治る病気です。
不安に思いすぎても症状が悪化するばかりです。
深呼吸をして、落ち着いた気持ちで
ゆっくりと治していきましょう。



 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿