2012年4月5日木曜日

高低差などの気圧の変化による頭痛

気圧と頭痛が関係する場面はよく見られますが、
実際のところはどうなのでしょう。
よく聞かれるのが「飛行機頭痛」というものです。
飛行機の中は機体の維持と乗客への負担とのバランスを考え、
地上の1気圧よりも少し低い0.7~0.8気圧程度に調整されています。
この低気圧で血管の拡張がおき、
着陸前の降下で血管が元に戻ろうとするとき、
神経を圧迫して頭痛になるというのが1つの説。
片頭痛のメカニズムと似ています。
別の説で、副鼻腔炎との関連も指摘されています。
副鼻腔は鼻腔(鼻の穴)に隣接している骨でできた空洞のこと。
副鼻腔炎の方は鼻腔と副鼻腔の間が塞がりがちです。
そこへ、飛行機で気圧が低下すると副鼻腔内の空気が膨張し
副鼻腔の粘膜が刺激されて、頬や額が痛むのです。
副鼻腔炎でなくても、同じ理由で頭痛が起きている場合も
十分考えられます。
天候による気圧の変化も頭痛に影響することがあります。
大雨や台風の1時間~30分前に頭痛を訴える人が多いです。
人によっては肩こりがひどくなり頭痛も
するという場合があるようで緊張性頭痛との関連も指摘されています。
気圧の変化で体調に異変が起こる方は実際に多いですから、
自分で意識できないほどの環境の変化でも私たちはストレスを感じ、
頭痛などの症状として現れる、と考えることもできます。



 

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